書のチカラ

ペン字練習帳発売日

「ペン字練習帳を買っても
最後まで続かないんです…」

「ペン字練習帳は何冊も持っているのですが…」

書のご指導をさせていただくと
よく生徒さんから聞く言葉でした

向上心から字の上達を願って練習帳を手にしても
それをやり遂げられなったという残念な思いだけが
残っている

書のご指導が終わるとみなさん
「気持ちよかった」
「楽しかった」
と言ってくださいます

書いていて気持ちよくなるペン字練習帳
書いていて楽しくなるペン字練習帳
ができるといいのになぁと考え始めたのが
この本の誕生のきっかけです

『幸せになれるペン字練習帳』(河出書房新社)
発売されました
よろしくお願いします

手にとってくださった方が
気持ちよく最後までやりきれますように
書くことを楽しんでもらえますように

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2016-12-23 | Posted in 書のチカラ, 書の魅力No Comments » 

 

筆のチカラ

柔らかい毛 腰のある毛 しなる毛
心の機微を墨にたくす時
優しい筆が指先から伝えてくれる

硬い毛 墨を含まぬ毛 抵抗する毛
書いても書いても、何か違うともがいている時
扱いにくい筆が心を導いてくれる

筆も生きている
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2015-11-10 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

漢字を縦に書く謎

世界的に文字を縦に書く文化は稀有です。
人間の目が横に二つ並んでいることで、眼球の機能は
縦より横に動くことの方が生理的に合っているからです。

漢字を縦書きすることが中国で生まれたましたが
その必然性は謎のままです。

漢字は物理的に右手で書くようになっています。
上から下、左から右への筆順で形作られ
下への流れもありますが、右への流れもあります。

横書きもできる縦書きもできる漢字。
ある時、中国のどこかで縦書きが誕生したのです。

わたしは書を掲げることが生まれ
空間と書の関係ができたからと考えています。

書のチカラを感じた人が書を掲げるという行為を欲した。

書を掲げてることで、自分を律することができる
奮起させることができる、心落ち着かせることができる
励まし癒すことができる、そんな書のチカラを感じたからです。

掲げる方法として、掛け軸が生まれ
その掛け軸を書ける場所が必要になった。
明時代の建築には、掛け軸だけでなく
柱に文字が書かれ刻まれ、書と建築が一体化していきます。

そして横書きよりも縦書きが多くなっていった。
縦に書くことで書のチカラは
さらに大きなものになったのです。

2014-02-25 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

毛筆の威力

筆で文字を書くのは苦手で…と思ってませんか。

ペンなどの筆記用具より、毛筆で文字を書くことは難しいです。
それは、書き慣れていないからです。

絵を描くときは筆で色を塗ったり、線を書くことと
色鉛筆で色を塗ったり、線を書くことを比べることはありません。
それぞれ違う絵になるからです。

文字は上手く書かなければという思いが強く、
また教育としてお習字を経験しているので
上手く書けない=苦手という意識になっています。

書き慣れると、筆はあなたの味方になります。

ぶらりとつり下げた紙にペンで文字を書くことは困難です。
でも筆でなら、なんとか文字を書くことはできます。

それはペンが手で書くという行為をストレートな力で紙に伝えるので
紙が宙ぶらりんでは受け止めることができません。
毛筆は手で書く行為を一本一本の毛は曖昧に、しかし全体としては
中心の芯を捉えてしっかりと伝える力が働くので、宙ぶらりんの紙にも
書くことができるのです。
このやわらかく腰があるという書き味が筆独特の力なのです。

現実に使っていることばを具体的な内容で、ストレートな筆記用具で書くのではなく
この独特な筆で書くこと、曖昧でありしっかりとした抽象的な力で書くことが
ことばに「書のチカラ」を与えるのです。

CDよりレコードが伝えるもの
オートマチック車よりマニュアル車が伝えるもの
機械で握られるより職人さんが握るお鮨が伝えるもの
曖昧でありしっかりしている力、抽象的な力だからこそ
そこに不思議なチカラが加わります。

動物の毛から作られる筆は
その毛の種類により腰が強くしっかりした力を伝えやすいもの
やわらかく曖昧に力を伝えやすいものなどいろいろあります。
筆の太さ、長さの種類を加えると無数の筆があります。

自分のお気に入りの筆をみつけてみませんか。
あなたのことばに書のチカラが加わります。

2014-02-24 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

「かく」ことの大切さ

日本のことばを「はなす」 日本のことばを「かく」
生活の中で無意識に話し、書いています。

口から発する音や身体を使って手振り、身振りなどで表現することが「はなす」こと。
踊りは身体で意識を「はなす」 音楽は声楽で声を「はなす」

人間だけでなく、動物も誕生とともに「はなす」ことはできるのです。
「話す」「放す」「離す」ことで自分を表現できるのです。

骨や石の壁を引っ掻き、模様や形や絵や文字などで表現することが「かく」こと。
絵画は手で石に平面に「かく」 彫刻は手で石や木に立体的に「かく」

田畑を耕し、天候を占い、生活していく中で文明が「かく」ことを生み出しました。
「書く」「掻く」「描く」「欠く」ことで自分を表現することを欲しました。

「かく」ことで文化が育まれ、人を癒し、人を奮起させ
文明が進化し、人は成長してきました。

「かく」ことは人間が手に入れた表現方法です。
今まで無意識だった「書く」ことに意識を向けることは、
自分を表現すること、自分が成長していくことにつながります。

2014-02-18 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

天地神明

今日 手書きで文字を書きましたか。
今日 縦書きで文字を書きましたか。

書を書く時、紙には上下なく天と地が生まれる。
縦書きで文字や文章を書く時、横書きにはない意識が無意識に働く。
天と地を意識し、内容を自問自答している。

天地神明に誓ってということばがあるように
縦書きはお天道様、神様に誓ったことばとなる。

現代では手書きで文字を書く機会も少ない。
現代では縦書きで文字を書く機会も少ない。

手書きで縦書きで文字を書く機会を持とう。
きっと書のチカラに気づくことができる。

2014-02-10 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

書のチカラを信じて

書は 書いても書いても満足できない
ある日 ある時 その一書だけ
ふっと 不思議な心地よさで書くことができる

あきらめず へこたれず
自分がみたもの 自分が感じた何かを
なんとかして伝えたいと書き続けていると
ふっと 説明できない心地よさで書くことができる

字形や筆運びがきれいということでなく
なんとかして伝えたい想いがこもったものを
ふっと 書くことができる

もちろん技術や経験という基があり
あきらめず へこたれず 作品への想いをこめる

書で 芸術で 伝えられるものがそこにある
愛と勇気 愛と励まし 愛と癒し 愛と感動 

作品で想いが伝わりますように
20140206

2014-02-06 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

目標は縦書きで

目標は縦書きで書きましょう。
縦に書くことでその目標は達成します。

きっと普段より丁寧に書くでしょう。
きっと想いを込めて書くでしょう。

縦書きで書く機会が少なくなっていることもありますが
縦に書くことで無意識の内に
ことばと向き合い 想いと向き合うことになります。

嘘が書けません。
本当の自分の想いを書いていないと
しっくりこないのです。

それはなぜか。

紙に文字を書く時、上下ではなく天地が生まれます。
一文字目は 二文字目以降を想像しながら書き
二文字目は 一文字目を確認しながら、三文字目を想像しつつ書く。

地に立つように、天からの光を浴びるように重力を感じながら
一文字一文字全体の中の一字を意識して書き
自分で正しいと思う位置を確認して書いています。

紙の上でありながら 天地の存在する自分が描く世界に
自分の想いを一文字ずつ正しい位置や大きさを決めて書いています。

縦書きは重力を感じながら書いています。
浮ついた想い 虚勢をはった想い 
自分の本心でない想いを書くことはしっくりこないのです。

本当の目標を書いてこそ
目標は達成できるのです。

2014-01-04 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

書き初め

大切な想いは ちゃんと伝えたい。
大切な想いは 丁寧に伝えたい。
大切な想いは あきらめずに伝えたい。

書き初めは 今年新たに心がけたいこと。
書き初めは 今年も忘れずにいたいこと。
書き初めは 今年こそなりたい姿。

そんな自分への大切な想い。
そんな想いを心込めて筆に託す。
そんな書き初めで気持ちよく一年のスタート。
20140102yuubi

2014-01-02 | Posted in 書のチカラNo Comments » 

 

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