2021-03

桃の節句

永遠に
訪れないと思っていた日が
桃の節句なんて。
あまりのことに
なんの感情も起こらず
先生の手が浮かんだ。
姿形も動きも美しい手。
あ、と思い立ち
本棚の隅に追いやられていた本を
読み始めたら
肩や手に触れてくださった時の
柔らかい天使のような感触が蘇り
涙が止まらなくなった。
涙を拭った自分の手を見て
まだまだだなぁと
笑ってしまった。
もっともっと創りたいものが
おありだったであろうことは
昨年の新作からも伝わってきた。
天の上でも書いていらっしゃる
きっと。
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2021-03-03 | Posted in No Comments » 

 

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