2014-02-01
日本人は筆の扱いが世界一上手い
書には3つの顔がある
①教育としての書
幼いころから習う「お習字」、美文字のお稽古など字を習う
正しい書き順を覚える、美しい文字を身につける書。
②修行としての書
能力や技術の向上に励む中で、正座をし精神統一すること
集中する行いは修行の書。写経は仏を写す仏教の修行の書。
③芸術としての書
文字を選び、自分の内面を表現する書。
みる人に何かを伝える書。鑑賞しそこから何かを得る書。
日本人には①教育としての書がなじみ深い。
お習字が身に付き、イメージが染み込んでいる。
残念ながらうまく書けなかった、直された、というよくない
思い出が多いのか、苦手意識の強い人も多い。
それだけ筆を扱うことに優れている日本人。
アジアの中でもこれだけ幼少期に筆を持ち、筆で文字を学ぶ国はない。
もっと自信をもって。
もっと機会をもって。
筆に 書に 親しんでいける。
2014-02-01 | Posted in 書の魅力 | No Comments »