書の魅力

墨色と墨気

書の魅力のひとつは墨の美しさです。

墨には墨色と墨気による自由な表現があり それは紙の色や素材、
紙の吸湿性や粗密の違いとの相性により無限になります。

墨色は
黒ではなく、すべての色彩を持ち、すべての色彩を拒絶する。
白と黒という対照的な色で無限の色を感じることができ
白と黒という無彩色の色で無限の色を作り出すことができる。

墨気は
絵画でいうタッチよりも微妙で混沌としたものであり
書き手の心が筆を伝って墨の粒子にエネルギーを与えたもの。

墨気によって 墨色は色彩を感じさせないのに色彩が見える。
墨痕黒々した墨色には 吸い込まれるような深淵が広がっていく。

書の墨跡には墨色と墨気が残り、文字に美しさを加えていくのです。

2014-03-09 | Posted in 書の魅力No Comments » 
Copy Protected by Chetans WP-Copyprotect.