書の魅力
書は生きざま
書は文字を書く芸術です。
ことばを選ぶところから始まります。
日本のことばは それをどんな文字で書くのかも選びます。
他の言語にはない特徴で、同じことばでも三種類の文字を使い
漢字・ひらがな・カタカナ・入り交じりと何通りにも書くことができるからです。
ことばによっては、同じ意味でも複数の漢字表現が存在するものもあります。
その次に心の表情を書の表情で表現することになります。
きっと多くの方が想像する書がここから始まります。
ここまでの過程が、楽しくもあり、時に苦しみもがくものでもあります。
書は単に文字を書くものでなく、自分の意識の奥底で眠っているものを
ことばとして見出し、文字として書くものなのです。
積み重ねた鍛錬とそこに込める魂があるからこそ、書なのです。
書はいのちの動きが現れたもの。
書は生きざまのカタチ。
2014-02-21 | Posted in 書の魅力 | No Comments »