書のチカラ

「かく」ことの大切さ

日本のことばを「はなす」 日本のことばを「かく」
生活の中で無意識に話し、書いています。

口から発する音や身体を使って手振り、身振りなどで表現することが「はなす」こと。
踊りは身体で意識を「はなす」 音楽は声楽で声を「はなす」

人間だけでなく、動物も誕生とともに「はなす」ことはできるのです。
「話す」「放す」「離す」ことで自分を表現できるのです。

骨や石の壁を引っ掻き、模様や形や絵や文字などで表現することが「かく」こと。
絵画は手で石に平面に「かく」 彫刻は手で石や木に立体的に「かく」

田畑を耕し、天候を占い、生活していく中で文明が「かく」ことを生み出しました。
「書く」「掻く」「描く」「欠く」ことで自分を表現することを欲しました。

「かく」ことで文化が育まれ、人を癒し、人を奮起させ
文明が進化し、人は成長してきました。

「かく」ことは人間が手に入れた表現方法です。
今まで無意識だった「書く」ことに意識を向けることは、
自分を表現すること、自分が成長していくことにつながります。

2014-02-18 | Posted in 書のチカラNo Comments » 
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