【 季節を愛でる日本のことば 】

秋は何処へ

季節の移ろいがはやい…
もっと自然の声をきかなくちゃ。

良寛の詩
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山の日

立秋を過ぎたというのに、朝から蝉は元気よく 夏が衰える気配はない。
子どもの頃なら
ラジオ体操のスタンプシートが小慣れてきて、お盆休みの旅行が近づき
まだまだ夏休みが終わる心配などせず楽しい夏を満喫していた8月11日。

今年からは「山の日」
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する日。

和紙も墨も筆も 山からの恩恵。書に限らず、山の恩恵なしには生きられない。
あらためて想いを馳せる日になった。
遠くにでも山が見えるところで暮らしたい。

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【 山 / 硫黄・和紙に銀箔 】

 

思い出の桜

2桜
数日 桜が頭の中から消えない。

師走に届いた桜が 大晦日を待ってほころび始めた時は
ただただ心浮き立つ想いがした。
その桜を思い出した訳ではない。

春の陽射しの中 優しい色で咲き始めた桜
ようやく満開になったのにそぼ降る雨に濡れる桜
吹雪のように一面を染めながら散る桜

5歳の春、2階にあった自室の窓から
眺めていた大きな桜の木がずっと頭の中にある。

5歳の春、わたしは初めて人前で話をすることになった。
卒園生代表としての挨拶をすることになった。

「冷たい風もやみ あたたかい春がやってきました。」
で始まる数分のスピーチを大きな桜の木を眺めながら
繰り返し繰り返し練習した。

まだ花をつけぬ桜の木を眺めていたのに
たった5年の記憶の中にあるさまざまな表情の桜が
目に浮かぶような気がしていた。

言い淀む事なく スラスラ言葉が出てくるときは
優しく咲き誇る桜や桜吹雪の喝采が浮かび
同じところを何度も何度も間違えて最初からやり直す時は
雨に濡れ悲しそうに散っていく桜になる。

その時の記憶はスピーチの文面を覚えている以上に鮮明で
今でも折々にその記憶が蘇る。

正しいかどうかはわからないが 
わたしなりにいつも以上に頑張り、ベストを尽くしている時だ
と今日初めて気がついた。

人は思い出に支えらえることがある。

 

立冬

ひと雨ごとに寒くなり
街は浮足立ってくる

今日は冬の始まり…始まり…
冬

 

十三夜

今宵
木枯らしに溶けていく
月光

 

『 春 』

haru
さぁ はじまり はじまり ♪

 

【 季節を愛でる日本のことば 】『 雪 』

20140214
「雪ぐ」と書いて「すずぐ」
祓い清める意味になる。

雪の日の冷たさ
雪の日のあたたかさ
雪の日の明るさ
雪の日の影

すべて浄化されるよう…

 

【 季節を愛でる日本のことば 】『 雪 』

冷たいのに あたたかく 
儚くて 妖しげで 

月光に照らされても 朝陽に輝いても 美しい
降り始めも 積もった後も なぜが心躍る

あっ. . .
20140208

 

【 季節を愛でる日本のことば 】『 春 』

春が立つ

春が来た

20140214

 

【 季節を愛でる日本のことば 】『 福 』

福は内

笑顔で邪気を払って

春を呼ぶ
20140203

 

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