書の魅力

書の魅力は無限

書くという行為の中にも
墨をする時間には清々しく凛とした空気と 
何かが溶きほぐされていく空気が共存している。

紙を手でピンとのばす時の感触
筆に墨を含み整える時の優しい気持ち…
紙に文字を書く行為以外のさまざまな魅力が存在する。

文房四宝と呼ばれる筆墨硯紙を買うことも書の魅力のひとつ。
書くための道具として 買い揃えることのみならず
美しい筆墨硯紙を買い求め 愛でる楽しみがある。

愛でる行為の中にある魅力は親しみやすく、奥が深い。
書を見るということは、難しい…敷居が高い…と思われがちだが
歴史に名を残す歌人や高僧の名筆だけでなく
地元名士が書き残した手紙、起業家の設立理念など
人柄やその時の熱意や心配りを、書から感じ 
思い巡らすことができる。

書にまつわることには 書の魅力が存在する。
自然に引き込まれ 探求していくと楽しさが深まる世界が広がっている。

いつからでも どこからでも
美しく清らかで優美で激しい 
深奥な世界への扉は開くことができる。 

2014-02-07 | Posted in 書の魅力No Comments » 
Copy Protected by Chetans WP-Copyprotect.